2008年08月25日

小梅配列の4.4%

本日から Windows XP SP3 を適用しています。

小梅配列のシフト側について、かえでさんの記事に思うところをコメントとして書き込んだんですが、私自身の思い込みもあって片手落ちになってしまったどころか、結果的に誇大な表現になってしまった部分もあるので、改めてじっくりと考察します。まずは私のコメントを転載します。

かえでさんが常用する「非連続シフト」という用語は個人的には冗長に思えて、私は伝統的な「逐次シフト」という呼称を普段は使用しています。あるいは「都度シフト」と呼んでもいいと思っています。

  • シフトが必要な都度、シフトキーを逐次、文字キーと同時打鍵する。

ユーザサイドからの表現として、「逐次シフト」や「都度シフト」という呼称は生き残ってしかるべきと思っています。

>・1-gram重視でアンシフトに1-gramの高頻度出現文字を寄せる。

というのは無シフト率が高い Tron 配列やさら配列にはドンピシャの表現ですけど、この二つほどは無シフト率が高くない小梅配列の場合はどうでしょうか。

配字方針ではなくて、評価打鍵の結果としてこうなったんですが、小梅配列のシフト面の使い分けは「いかにシフトが連続しないか」にフォーカスしたものになっています。そういうところがもしかしたら、飛鳥の影響を受けた「逐次シフトの親指シフト」の所以なのかもしれません。

ということで、小梅配列の作者の立場としては、「非連続シフト」という表現はまさにその通りで、実に都合がよかったりします。

10万字サンプルによると小梅配列の無シフト率は63.5%で、Nicola 以上 Tron 未満となっています。その原因として、

  • ↑ Tron ルールを適用した。
  • ↑ 下段を特に嫌っていない。
  • ↓ 促音・拗音対策で「っゃゅょ」を無シフトに置いた。
  • ↓ 評価打鍵を繰り返した結果としてこうなった。

等の理由を掲げることができます。

親指シフト各配列のシフトの連続

小梅配列<その先の親指シフト> から、シフトの連続に関するグラフを再掲します。

シフトの連続率グラフ

シフトの連続率グラフ

このグラフから、以下のことが分かります。

無シフト率
飛鳥 < Nicola < 小梅 ≦ さら < Tron
シフトの連続率
飛鳥 > Nicola > さら ≧ 小梅 > Tron
同手シフトと他手シフトの連続率グラフ

同手シフトと他手シフトの連続率グラフ

このグラフから分かることは、

同手シフトの連続率
飛鳥 > Nicola > 小梅 > さら > Tron
他手シフトの連続率
飛鳥 > さら > 小梅 ≧ Nicola > Tron

圧倒的な無シフト率の高さを誇る Tron は別格としても、小梅とさらを比べると、清濁分置のさらは同手シフトを嫌うことに成功していると言えるでしょう。

また飛鳥系を比較すると、同手シフトの連続シフトの多さから、飛鳥 21C-290 はまだまだ開発途上であることが、このグラフからも読み取れます。

シフトの非連続を目指して

「逐次シフトの親指シフト」にとって最も打ちにくい n-gram は、同じ手の同手シフトが続いてしまうことでしょう。その対策として小梅配列は、

  1. 無シフト率を高めた。
  2. 交互打鍵率を高めた。
  3. 評価打鍵を繰り返して、シフト側に入れる文字を吟味した。

の3点を施していますが、「いかにシフトが連続しないか」に注力したと語ったところで、同手シフトの連続シフトは Nicola 比で 6.0 − 4.4 = 1.6 ポイントしか減らせていないのが現実です。


Nicola 小梅 差分
無シフト率 56.9% 63.5% +6.6%
交互打鍵率 55.5% 60.3% +4.8%
シフトの連続率 8.6% 6.9% −1.7%
同手シフトの連続率 6.0% 4.4% −1.6%

無シフト率と交互打鍵率の差分を単純に加算すれば11.4ポイントものアドバンテージ(Nicola比)があるはずなんですが、10ポイント近くもどこで無駄遣いしているんでしょうね orz

あ、上のグラフでは同手シフトの連続シフトが、

  • 同じ手で発生しているか。
  • 違う手で発生しているか。

が区別できていませんね。「同じ手の同手シフトの連続」がどれぐらい発生しているかは、メモリ不足のエラーが出て未だ計算できていません。ifの入れ子が2階層で計算できる方法はないか考え中です。しばらくお待ちください。

posted by 141F at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | oyayubi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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