2008年09月17日

指を差した向こうにあるもの。

厚型TVに乗る林檎♥

我が家にはご存知の通り、林檎という名のネコがいます。林檎と暮らしていて最ももどかしさを覚えるのは、ネコには「あっち」「向こう」という空間が理解できないこと。指差しすると指先をじっと見つめるだけで、指し示す先にある「見てほしいもの」は文字通り眼中にありません。「お隣の屋根に鳥が来てるよ」とか「そっちに虫が飛んでるよ」とか、言葉はもちろん通じませんから、伝えるのはなかなか大変です。

ある時は「林檎の父ちゃん」として、ある時は「社会人」として、ある時は「営業マン」として、ある時は「ただの音楽好き」として、ある時は「鉄」として、ある時は「ネット界の住人」として、ある時は「親指シフトのユーザ」として、そしてある時は「小梅配列の作者」として、私はあります。立場によって立ち居振る舞いを適宜使い分けることは、私にとっては至極当然の所作です。

「営業マン」としての私は、誇大な表現やウソ、紛らわしい釣りが、結果として自分の首を絞めてしまうことを知っています。急がば回れ。顧客の目線で説明責任を正しく果たすことを是として、合理的に行動します。

「親指シフトユーザ」としての私は、「親指シフトのユーザを一人でも増やすこと」を目標として、合理的に行動します。いつかも書いた通り、Nicolaや飛鳥のユーザが増えることは私にとって是です。

そして「小梅配列の作者」としての私は、「清濁同置で逐次シフトの親指シフト」を是として、合理的に行動します。立場が変わって、もしかしたら「清濁分置で連続シフトの中指シフト」を是として行動する日が来るのかもしれませんが、小梅を育てている最中の今は、「小梅の父ちゃん」という立場を楽しみながら演じ続けます。

NicolaとTronと飛鳥のちょうど真ん中らへんに小梅が埋もれているのを、私は見付けてしまいました。最初のうちは育て方が分からなくて右往左往するだけでしたが、近頃はいい按配で成長してくれてるという手応えを感じています。また親指シフトのメルクマールとして、小梅配列は有効に機能しているはずだという自負もあります。

しかしそれでも、「小梅配列に人生を賭して」なんてつもりは毛頭ありません。偶々求められて、私はここにいます。

ネコは立場なんてものは理解しません。林檎の目の前では、「林檎の父ちゃん」はいつでも「林檎の父ちゃん」でなければいけません。忙しいとかの言い訳を聞く耳なんか持っていません。ネコだから仕方がないとはいえ、それでもやはり私の指先ではなく、指を差した向こうにあるものを見てほしいと願ってしまうのです。

posted by 141F at 02:28| Comment(0) | TrackBack(1) | oyayubi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 小梅配列 1.3.4 版は[Y]キーに「ぅ」を置いたため、上の記事と同じ条件で数えると 30 キーに増えてしまいました。しまった(笑)。
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