2009年07月10日

そして「ね」が残った。

1.3.2 版の時もそうでしたが、今回もまた収束感を強く抱いています。「完成した」みたいな手応えというよりも、むしろ「もはや打つ手なし」という手詰まりな感じ。投了と呼ぶのが似合いそうです。[N]に追いやられた「ね」がいまいち気に入っていませんが、かといって他に置き場所があるはずもなく。もしかしたら仕様と呼ぶしかないのかもしれません。

「ね」の 2-gram ベスト5

「ね」というカナは文末の、それも句点の直前にくるイメージが強いですが、最も多い連接は意外にも時節を表す「年」でした。「ネコ」がランクインしていたりするあたりに、10万字サンプルの素材選びのユニークさが現れています。

順位 「ね」が1文字目 「ね」が2文字目
ね〜 運指 打鍵率 〜ね 運指 打鍵率
絶対値 相対値 絶対値 相対値
1 ねん NJ 0.08% 20.56% すね ,N 0.04% 10.05%
2 ね。 NQ 0.08% 18.69% んね JN 0.04% 9.81%
3 ねが ND 0.04% 9.58% おね UN 0.03% 7.24%
4 ねこ NA 0.03% 6.78% よね CN 0.02% 5.37%
5 ねっ NN 0.02% 5.84% いね KN 0.02% 5.37%

運指は 修正案2 のもの。強調は同指異鍵または同鍵連打 を示す。

1-gram の打鍵頻度は 0.41%(57位)とそれほど高くはないのですが、自己主張の強さは小粒でもぴりりと辛い山椒クラスと言えるでしょう。

流浪の「ね」

「ね」は左手側に置こうとあれこれ試行錯誤を重ねたにも関わらず、アクの強さが災いして、結局は諦めて右手側に戻したカナでした。ここしばらくは「,」に落ち着いていましたが、最後の最後で安住の地を「わ」に奪われてしまいました。いかに放浪してきたのか、節操のない遍歴ぶりをご覧ください。

日付 「ね」
2009-06-29 修正案2 N
2009-06-22 修正案1
2009-05-03 1.3.3
2008-10-04 1.3.2
2008-02-12 1.3.1
2008-01-17 1.3.1 RC
2007-12-24 1.3.1 beta1
2007-10-28 1.3.0
2007-10-17 1.3.0 beta23-2
2007-08-30 1.3.0 beta23
2007-07-14 1.3.0 beta22
2007-07-05 1.3.0 beta21
2007-07-04 1.3.0 beta21
2007-07-04 1.3.0 beta21
2007-07-03 1.3.0 beta20
2007-06-19 1.3.0 RC2
2007-06-14 1.3.0 beta19-5
2007-06-13 1.3.0 beta19-4
2007-06-12 1.3.0 beta19-3
2007-06-04 1.3.0 beta19-2
2007-06-01 1.3.0 beta19
2007-05-26 1.3.0 beta18
2007-05-23 1.3.0 beta17
2007-05-16 1.3.0 beta16-3 S
2007-05-08 1.3.0 beta16-2 S
2007-05-01 1.3.0 beta16-1 G
2007-04-28 1.3.0 beta16 S
2007-04-24 1.3.0 beta15 R
2007-04-21 1.3.0 beta14-1 R
2007-04-20 1.3.0 beta14 R
2007-03-30 1.3.0 beta13-7 C
2007-03-25 1.3.0 beta13-6 R
2007-03-21 1.3.0 beta13-5 G
2007-03-20 1.3.0 beta13-4 R
2007-03-17 1.3.0 beta13-3 R
2007-03-16 1.3.0 beta13-2 R
2007-03-08 1.3.0 beta13 R
2007-02-28 1.3.0 beta12-9 R
2007-02-16 1.3.0 beta12-8 R
2007-02-07 1.3.0 beta12-7 R
2007-01-28 1.3.0 beta12-6 R
2007-01-27 1.3.0 beta12-5 R
2007-01-26 1.3.0 beta12-4 S
2007-01-16 1.3.0 beta12-3 C
2007-01-14 1.3.0 beta12-2 C
2007-01-11 1.3.0 beta12 C
2007-01-09 1.3.0 beta11 C
2007-01-05 1.3.0 beta10 R
2006-12-30 1.3.0 beta9-2 R
2006-12-30 1.3.0 beta9 E
2006-12-27 1.3.0 beta8 E
2006-12-24 1.3.0 beta7 V
2006-12-17 1.3.0 beta6 V
2006-12-15 1.3.0 beta5 V
2006-12-14 1.3.0 beta4 V
2006-12-11 1.3.0 beta3 V
2006-12-07 1.3.0 beta2 V
2006-12-04 1.3.0 beta1 B
2006-12-04 1.3.0 #5 B
2006-12-02 1.3.0 #4 B
2006-12-01 1.3.0 #3 B
2006-11-30 1.3.0 #2 B
2006-11-29 1.3.0 #1 B
2006-11-25 1.23
2006-11-07 1.23 RC2
2006-11-03 1.23 RC
2006-11-01 1.23 beta3-2
2006-10-31 1.23 beta3
2006-10-29 1.23 beta2
2006-10-26 1.23 beta1
2006-09-17 1.22
2006-09-05 1.22 RC2
2006-09-03 1.22 RC1
2006-09-02 1.22 RC
2006-09-01 1.22 beta7
2006-08-31 1.22 beta6-2
2006-08-29 1.22 beta6
2006-08-28 1.22 beta5 U
2006-08-21 1.22 beta4 U
2006-08-19 1.22 beta3
2006-08-18 1.22 beta2
2006-06-11 1.21
2006-05-03 1.2
2006-03-26 1.11
2006-03-25 1.1
2006-03-14 1.01 C
2006-03-11 1.00 C

2009-07-14 追記

「ね」が右手人差指にあることにまだ慣れていないせいか、「ね」が文末以外に現れた時のペナルティが大きいような気がするんですよね。例えば、

ねむる
NHF
ねれる
NJF
ねむれる
NHJF
ねんれい
NJJK
ねーむ
NHH
ねーみんぐ
NHMJK
しんねん
LJNJ
ねおん
NUJ
むねん
HNJ
みねうち
MNM
えみねむ
/MNH
うねうね
MNMN
おうねん
UMNJ

強調は同指跳躍や同指異鍵、同鍵連打を含む同指連打 を示す。

上の 2-gram の表によると、最も多い「ねん」で絶対値 0.08% 、相対値 20.56% と、私の実感を裏付けるかのような数値になっていますが、ここいらも含めて慣れるしかないんでしょうね。

他にも「わ」が右手側に来たことで、

くみあわせ
KM;,R
あらわれる
;.,JF

等が久しぶりに打ちづらくなっていますが、総じて「仕様です」と言うしかなさそうです。

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posted by 141F at 02:18| Comment(2) | TrackBack(1) | oyayubi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも気持ちよく使ぬ、じゃなかった、使わせていただいております。
(まだ今回の修正案に指が慣れていません(笑))

「あらわれる」はまだしも、「くみあわせ」、「うちあわせ」なんかで、
まだ右手の指がもつれそうになりますー。「そろそろ」と同じみたいに、
どこかにしわ寄せが来ちゃうんですかね。

あと、別件ですがわたしは未だに無変換キーを左親指として使っています。
(キーボードはrealforce89Uです)
最初は試してみたのですが、スペースキーをシフトキーとして使うのには
どうしても慣れることができませんでした(スペースは必ず左親指で打ちます)。

わたしには数字の難しいことはよく分かりませんが、ニコラの頃よりは
確実に楽になったので、これからも使い続けていこうと思います。
Posted by 563 at 2009年07月14日 22:58
こちらこそ、いつもありがとうございます。

「わ」を左手側に戻せる手がないか、改めて検討しています。しばしお待ちを。

最新の修正案では[左人差指伸]領域の頻度が下がっているので、「左親指」キーを[スペース]キーにしない場合のペナルティが減っているはずです。しかしながら、それでも推奨から外す気はさらさらありません。悪しからず。
Posted by 141F at 2009年07月15日 23:41
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