2006年04月02日

桜を愛でて、親指シフトを想う。

桜

近場にある川沿いの桜の名所に、散策がてら花見に出かけました。満開にはまだちょっと早い感じでしたが、十分に「春」を楽しめました。Caplio R1 でお手軽撮影のつもりでしたが、狙ったところにピントがなかなか合わなくて、かえって苦労してしまったような…。

帰りは用水路のような小さな川の堤防を、のんびりと歩きました。終端が見えないような長い未舗装路を歩くのは、ずいぶんと久しぶりです。凸凹だらけで、たまにつまずきそうになったりするけど、着地した時の足への反動が柔らかくて、どこまでも歩いていけそうな気にさせられます。

「未舗装の道って、なんだか 飛鳥 みたいだ」。

同指異鍵すらいとわず、「指に優しい日本語入力」をひたすら追求する飛鳥。多少は凸凹があっても足や膝に負担がかからず、一日中歩いたとしても足腰がさほど痛くならない「土の道」と、イメージが重なります。あくまでも Ray さんの言を信じれば、ですが。

そしたら小梅は何だろう。同じく道に例えるならば、高速道路でしょうか。整地されてるし障害も少ないからスムーズに走れるけれど、いざ目的地に着いてみれば、走った分だけしかと足腰に来ている自分に気付いたりして…。1日に1万字なんてまず打ちませんから、どれだけ疲れるのか実際のところは分かりませんが。

Nicola は首都高みたいな都市高速ですね。スムーズに走れるようでいて、実は急カーブだらけだったり、見通しの悪いカーブを抜けたらいきなり渋滞してて焦ったり(笑)。

長いこと Nicola を使ってきて、「下段って打ちにくいよな〜」とずっと思ってきました。「です」と打つつもりがでふになったり、「ですね」がですほになってしまったり。前者は「です」の同指異鍵を避けるために、を人差指で打つ癖が付いてしまっていて、急いでいる時ほど頻発したものです。後者は…何故なんでしょうね。右手の下段は、目的の文字キーをしょっちゅう捜していた記憶があります。

話を戻して Tron は…、と。さっきから一生懸命に考えているのですが、実際に使ったことがなくて、具体的なイメージが出てこなかったりします。アクセルべた踏みでアウトバーンをかっ飛ぶ感じでしょうか?あっという間に目的地に着いたはいいけど、緊張の連続でどっと疲れて、指の小刻みな震えが止まらなかったりして。しかも、ガソリンが漏れてるかと思うぐらいに燃費が悪い、みたいな。アンシフト率と交互打鍵率の高さからして入力は軽快そうですが、実は人差指の負担率が鬼のように高いところと、下段の打鍵率が高くて Jis キーボードでは打ちづらそうなところから、こんな想像をしてみました。

今だから言える話ですが、小梅もつい先日までは指への負担がバカにならないほど大きい配列でした。特に作り始めたばかりの頃は、利き手ではない左手がしょっちゅう死んでました。指を伸ばしても曲げても節々が痛いし、指先がジンジンしたり、手に力が入らなくなったりと、それはもう腱鞘炎と診断されたら素直に納得できるような状態でした。はい。

転機となったのは、指別の負担率を見直した 1.11 版からです。この一週間で、痛みがほとんどなくなりました。昨日から試している 1.2 beta2 は、まるで文字キーが次に打つ文字を予測して変身してるのかと思うぐらいに同指異鍵の少なさが実感できて、痛みから解放された指と併せて、やっと「苦労して作って良かった」と思えるようになりました。

Tron はともかくとしても、Nicola があって、飛鳥があって、ただでさえ狭い親指シフトの隙間に新たな配列が入り込む余地はあるのだろうかと、配列作りを始めてしまったことを後悔したことが何度もありました。そして、だからこそ小梅は、Nicola の伝統を受け継ぎ、Tron を蹴散らし、何が何でも飛鳥とは違う切り口で訴求しようと、この三つを強く意識して作ってきました。

指に優しい飛鳥と、スマートな小梅。どちらを選ぼうかとユーザが迷うぐらいに個性が強烈に並び立ってこそ、親指シフトの世界が広がっていくのではないかと夢想は広がるばかりです。

珍しく弱気に見えた Ray さんのエントリーにトラックバックしておきます。こんな時間なので、コメントへのレスはまた明日(汗)。

posted by 141F at 05:43| Comment(3) | TrackBack(0) | oyayubi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>。そして、だからこそ小梅は、Nicola の伝統を受け継ぎ、Tron を蹴散らし、何が何でも飛鳥とは違う切り口で訴求しようと、この三つを強く意識して作ってきました。

素晴らしいです。やっと小梅ちゃんという妹ができたので、うちの明日香も喜んでいるみたいです。
時間が無いので今日はこれくらいで。小梅ちゃんに宜しくお伝えください。
Posted by Ray at 2006年04月05日 17:08
コメントありがとうございます。

Ray さんが熱心に説かれていることのうち、自分が配列作りに取り組むようになって初めて、しみじみと意味が分かったものが少なくありません。今後も何かと参考にさせていただくことになるかと思います。こちらこそ、何とぞよろしくお願いします。
Posted by 141F at 2006年04月06日 01:24
>自分が配列作りに取り組むようになって初めて、しみじみと意味が分かったものが少なくありません

そうなんです、私の孤独は親指シフトで同じことをしている人がいないことでした。
yfiさんほどの飛鳥人でも、配列をいじってないので、話が通じないことが多いですし。。。

ですから、141Fさんの登場は嬉しかったですね。
141Fさんへのレスみたいな文章、これからブログに貼ります。
Posted by Ray at 2006年04月07日 15:32
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