2010年12月02日

俺様配列は俺様の配列なので俺様がいっぱい。

突然ですが、私のタイピング遍歴を以下に示します。

1979年
Qwerty 配列を覚える(英文タイプ)。
1987年
Qwerty ローマ字配列と JIS かな配列を覚える。
1989年
Nicola 配列を覚える。
2006年
飛鳥配列にちょっとだけチャレンジする。
小梅配列の作成を始める。

Nicola の習得と引き替えに JIS かな配列は打てなくなりました。15年以上慣れ親しんだ Nicola も今や忘却の彼方で、現在は Qwerty ローマ字と小梅配列しか使えません。蛇足ながら、私が飛鳥配列を試し始めてすぐの改版で[P]に「え」が置かれて、「私には使えない」と悟ったのが小梅配列につながっていきます。

Nicola ユーザだった頃。

PC-9801 時代は専用キーボード(Askeyboard de SE)で、DOS/V 機に乗り換えてからは JIS キーボードで親指シフトしています。論理配列比較 Nicola vs Tron (1995年初版)を書いたりして他の配列が気になりつつも、Nicola にぶら下がっていました。

Nicola は完全に指で覚えていて、打鍵速度も小梅配列の今よりずっと速かったのは間違いありません。指の記憶は言い換えれば無意識下の記憶ですから、例えば「る」はどのキー?と聞かれると、「らりるれろ」と順番に打鍵しないと当時は分かりませんでした。さらに[I]の同手シフトは何?と問われても、こっちは「あいうえお」から順に打鍵していかないと答えられません。また前にも書きましたが、低頻度のカナの、特に「ぁぃぅぇぉ」の記憶は曖昧でした。

俺様配列作者となった現在。

[キー]と「かな」を結び付ける記憶は脳に多々頼っているので、打鍵速度は Nicola 時代に比べて確実に遅くなっています。しかし、「る」は[F]無シフトと即答できます。[I]同手シフトは「き」と、条件反射的に答えられます。「ぁぃぅぇぉ」を間違えることもありません。自作配列ですから当たり前です。

それがいつのことかは分かりませんが、脳の記憶を指の記憶に置換できて初めて、小梅配列の完成が宣言できると思っています。

俺様だから。

kouy さんが 新下駄配列の質問・意見に回答するコーナー という記事で、日本語配列の忘れにくさについて書かれています。

わたしはいったん下駄配列を習得したあと、4か月間まったく入力しなかった期間がありました。それでも下駄配列復帰直後に問題なく入力することができました。使っていない配列でもこれだけ覚えていられるのですから、普段使っている配列を忘れるという事態が想像できません。

私も 小梅配列を封印して行段系を試用 → 3週間のブランクから無事に復帰 という経験がありますが、俺様配列に戻っただけなので当たり前ではないかと。

俺様がいっぱい。

前項は半分冗談としても、俺様配列の作者はこんな風にグループ分けできます。


複雑速達グループ 簡単ゆっくりグループ
低頻度のカナ 清濁分置でOK 無対策はNG
入力ルール 複雑でOK 簡単じゃないとNG
入力速度 速い 遅い
打鍵練習 積極的 消極的

前者には Ray さんや kouy さん、tomoemon さんのような複雑なルールの日本語配列をスピーディーに打鍵してしまう人たちが該当します。後者には「かえで化」しないと使えないかえでさんや、私のような簡単なルールの日本語配列をゆっくりとしか打鍵できない人が当てはまります。

それってつまり、「覚えられない人」≒「速く打鍵できない人」なのでしょうか? 彼我の差は、いったいどこから生まれてくるのやら orz

配列図が少し覚えにくいくらいでは難易度に大きな差はない、というのがわたしの考えです。

こんな台詞は私には絶対に言えません。

配列作者のグループ分けは他にも、「一発多産(改版なし)」か「一人っ子の厚化粧(改版多い)」かなんて切り口もありますが、こっちでも少数派かよ orz

日本語配列の選択には絶対的な優劣なんてものは存在しなくて、単純に自分に合うか合わないか、自分が好きか嫌いかが基準となります。その際、俺様配列の一つ一つには作者の資質やら DNA やらが相当に練り込まれているわけですから、選ぶ方も自らの記憶力の強弱や、ためにする練習が続けられるか否かなんていう、カナや記号の奥に隠された部分にも思いをはせた方が、きっと幸せになれるはずです(笑)。

posted by 141F at 01:03| Comment(4) | TrackBack(0) | oyayubi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 前半部分に関しは、配列の忘れやすさに俺様配列かどうかは関係ないと思います。他人が作った配列であっても、一度習得すればそう簡単には忘れないのは同じだと思います。

 「俺様がいっぱい。」の項目に関しては、表の左右、特に右側にさらにグループが存在することを指摘しておきたいと思います。清音をバラバラに配置している時点ですで相当複雑な配列であるというのがわたしの考えです。

> 選ぶ方も自らの記憶力の強弱や、ためにする練習が続けられるか否かなんていう、カナや記号の奥に隠された部分にも思いをはせた方が、きっと幸せになれるはずです(笑)。

 笑い事ではなく、その通りだと思います。「複雑な配列は覚えられない、練習できない」と思う方は、もっと簡単な配列、例えばかなを五十音順に並べただけの配列を使用する方が幸せになれると思います。
 それは踏まえた上で、「配列図が少し覚えにくいくらいでは難易度に大きな差はない、というのがわたしの考えです。」と書きました。あとは読んだ方々がそれぞれに判断して配列を選択して頂きたいと思います。
Posted by kouy at 2010年12月03日 01:24
kouy さんは一度習得したと仰せの小梅配列に今すぐ復帰できるんですか?
答えが Yes であれば、「俺様配列だから当たり前」の部分は撤回します。
念のため、全く入力しなかった期間が4カ月でも3年でも、量的に「大きな差」はありません。

行段系作者グループは、異論を承知で言えば、「俺様がいっぱい。」の表の真ん中に割って入ってきます。入力ルールに例外処理が含まれるものはシンプルではないと判断するからです。表の左側には漢直系作者グループが入ってきますね。

他にも多少引っ掛かる点があるんですが、余力があれば別項に改めます。
Posted by 141F at 2010年12月03日 03:10
 わたしが現在小梅配列を使えるか?というのは、「複数の配列を並行して覚えていられるか」という話ですよね。
 自分のブログの「■新下駄配列の忘れにくさ?」の項目は、「1つの配列を使いながらその配列を忘れることがあるのか?」という話です。そして、使っていなくても忘れなかったのだから、使っていればもっと忘れないだろう、という結論になります。
 その間に別の配列を使うという事態を想定した話ではありません。

 しかし、改めて読んでみると、確かに「複数の配列を並行して覚えていられるか」という話と取れる文章になっていました。
 実は、あの項目を書いた当初は「一度習得した配列は、別の配列を覚えて記憶を上書きしない限り」というような文が入っていました。何回も推敲しているうちいつの間にか消えてしまったようです。結果、意図が分かりにくい文章になってしまいました。
 誤解を与えたことは大変心苦しく思います。申し訳ありませんでした。今さらですが、自分のブログの方の文章を修正しました。
Posted by kouy at 2010年12月03日 22:39
見事なボタンの掛け違いだったわけですね。それなら納得です。俺様配列だから云々は関係ありません。

となると、常用している日本語配列を覚えられない・忘れてしまうのは、動機や練習の違いという理由に収束できそうに思います。特に俺様練習に問題あり、なのかも。
Posted by 141F at 2010年12月03日 23:37
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