まずは、拙ブログのサイドバーを蜂蜜小梅配列に差し替えました。下のような一覧表も作ってはみたものの、

左右 200 ピクセルに縮小すると文字が全然読み取れなくて、あえなく却下となったしだい。
蜂蜜小梅配列はご存じの通り、小梅配列の派生配列として誕生しました。試してダメだったとしてもネタぐらいにはなるだろうと、当初は遊び半分で記事にしていましたが、20日ほど使ってみて、サイドバーを刷新する決心が付きました。サイトをどう更新するかは、ぼちぼち考えます。
文字キー同時打鍵のデメリット。
あえてこの表現を使います。「同時打鍵は魔法の呪文ではない」ので、文字キーの同時打鍵にもメリットとデメリットが等しく存在します。蜂蜜小梅配列において文字キーの同時打鍵は、拗音入力時のシフトの掛かり具合による打ちやすさ・打ちにくさの差を追放した一方で、同指異鍵や同手跳躍の増加を実感させてくれます。
ひょうでしょに
実際には存在しない日本語ですが、蜂蜜小梅配列に不利な運指を凝縮した「ひょうでしょに」というフレーズで検証します。
- 蜂蜜小梅配列の運指
- [DU][M][右E][DL][O]
- 小梅配列の運指
- [右U][C][M][右E][L][C][O]
これを疑似 3-gram に分解します。
| 蜂蜜小梅配列 | 小梅配列 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 前のカナ | ターゲット | 同指異鍵 | 同手跳躍 | 前のカナ | ターゲット | 同指異鍵 | 同手跳躍 | ||||
| かな | キー | かな | キー | かな | キー | かな | キー | ||||
| ― | ― | ひょ | DU | ― | ― | ― | ― | ひ | 右U | ― | ― |
| ひ | 右U | ょ | C | 0 | 0 | ||||||
| ひょ | DU | う | M | 1 | 1 | ょ | C | う | M | 0 | 0 |
| う | M | で | 右E | 0 | 0 | う | M | で | 右E | 0 | 0 |
| で | 右E | しょ | DL | 1 | 0 | で | 右E | し | L | 0 | 0 |
| し | L | ょ | C | 0 | 0 | ||||||
| しょ | DL | に | O | 1 | 0 | ょ | C | に | O | 0 | 0 |
| 計 | 3 | 1 | 計 | 0 | 0 | ||||||
小梅配列はきれいな交互打鍵で同指異鍵・同手跳躍とは無縁ですが、蜂蜜小梅配列では同指異鍵が3回、跳躍が1回発生しています。上記のフレーズはワーストケースであって、文字キーの同時打鍵が同指異鍵・同手跳躍の増加に必ず結び付くわけではありません。
では、どれぐらい増えているのか。基礎となる小梅配列 1.4.2 版は、
- 同指異鍵率
- 5.8%
- 同手跳躍率
- 4.6%
という数値を示しています。蜂蜜小梅配列の「文字キー同時打鍵率」+「3キー同時打鍵率」は3.8%なので、これが全て同指異鍵かつ同手跳躍になる最悪のパターンを仮定すると、
- 同指異鍵率
- 5.8%+3.8%=9.6%
- 同手跳躍率
- 4.6%+3.8%=8.4%
という数値がそれぞれ上限=最悪の値になります。
清音の「ゃ」「ゅ」「ょ」は下段からホーム段へ。
一方、「きゃ」「ちゅ」「りょ」等の清音+拗音の入力では、左手側のキーが[X][C][B]から[S][D][F]へ、下段からホーム段へと上がっていて、
- 謝絶
- 小梅配列:[L][B][右R][O]
- 蜂蜜小梅配列:[FL][右R][O]
- 鮭(しゃけ)
- 小梅配列:[L][B][左W]
- 蜂蜜小梅配列:[FL][左W]
- 酒造
- 小梅配列:[L][C][右T][M]
- 蜂蜜小梅配列:[SL][右T][M]
- 拠点
- 小梅配列:[右I][C][E][J]
- 蜂蜜小梅配列:[DI][E][J]
- 旅程
- 小梅配列:[右L][C][E][K]
- 蜂蜜小梅配列:[DK][E][K]
等のように、文字キーの同時打鍵によって左手側の跳躍や縦連が解消するケースも存在します。
Excel で 3-gram を計算したい。
で、詰まるところ実際の数値はどうなっているのでしょうか。
それを紐解くには、従前の10万字サンプルと同様に Excel で計算するしか私には手がありません。3-gram の計算は、こんな風にやればできそうな感じです、が。

上記画像内の判定は正しくありません。
諸々の判定には文字キーの同時打鍵が発生しているか否かのフラグが必要なんですが、今のところ実装の目処が立っておりません。解析対象を蜂蜜小梅配列に限定して、文字キーの同時打鍵が発生する場所を決め打ちすれば計算できそうな気もしますが、10万行超のワークシートの中で2,500カ所強にだけ特別な計算式を埋め込むというのも、あまり現実的ではありません。ましてや新下駄配列も計算したいとか欲を出すと、現状では夢のまた夢と言わざるを得ません。
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