2012年04月20日

さらに安全な論理配列を求めて

小梅配列の「ストレステスト」は7年目を迎えました(苦笑)。

腱鞘炎と親指シフト

私は左手の人差指に今も、腱鞘炎という爆弾を抱えています。普段は特に痛むことなく過ごしていますが、ちょっとしたことですぐ左差指の第二関節が疼き出します。

健常な人が腱鞘炎を病んでしまうきっかけ(発症因子)についてはさておき、腱鞘炎患者が痛みを覚える行為(痛覚因子)については、最初のうちは不適切な連接の多寡を疑ったりもしましたが、現在は、少なくとも都度シフトの親指シフトにおいては、「差指を伸ばす同手シフト」が主犯だろうと考えています。

私はとにかく[R]の同手シフトが痛い。こんなところに「わ」みたいな中頻度のカナを割り当てていたら、痛みが治まる暇がありません。因果がつかめた 1.3.4 版以降では低頻度な「ぬ」を配置し、さらにこれを左手中指で打鍵する《最適化》を行って、痛覚因子をできるだけ遠ざけていました。

[T]の同手シフトも痛いだろうと思いますが、現在は「ゎ」を割り当てているので、判断する機会がありません。

同じように[Ctrl-V]も痛い。[A]の左隣の[CapsLock]キーを[Ctrl]にリマップしていると、編集作業をしているだけでズキズキしてくるので、これを止めて、本来の[Ctrl]キーを使って[Ctrl-V]を発行するように変えました。ペアとなる指がたとえ小指であっても、左差指を伸ばした形での同手打鍵はダメージ大です。

こんな状態なので、[R]の同手シフトに「ゃ」を配置してある Nicola は、とてもじゃないけど今の私には使えません。Nicola ユーザだった当時は腱鞘炎とは無縁だったことから、発症因子と痛覚因子は必ずしもイコールではないと考えます。

誰のための安全基準か

Nicola ユーザだった頃は、同指異鍵となる「〜です」や「言わ〜」等の打鍵で無意識に《最適化》を行っていました。これらの最適化は指を迷子にして、下段への苦手意識を植え付ける原因にもなっていました。

既成配列を最適化して使うのとは異なり、作成者本人が俺様配列を最適化して打鍵することは、自作配列の敗北に他ならないと思っています。また、健常者なら問題なく使えるだろうなんていう「だろう運転」は、何の根拠もありませんし、何ら展望を生み出しません。

キー別の打鍵頻度マップを見ると、蜂蜜小梅配列は打鍵数ゼロとなった[B]を筆頭に、小梅配列とは特に左手側で大きく異なっているのが分かります。いくら辺境に位置する[B]とはいえ、特等席の単打=無シフトを全く使わないのは、何とももったいない話です。

親指シフト系の日本語配列に求められるのは、何よりも安全第一のはず。だったらこのマージンを、より安全な配列のために使わない手はありません。そしてその基準は、あくまでも私です。そうじゃないとウソになってしまうから。

蜂蜜小梅配列 +02S 版

ということで、蜂蜜化によって生み出されたマージンを、安全側に割り振って耐性試験中です。小梅配列の上位互換ではなくなってしまいますが、Safety を名乗る配列が成立するか否か、じっくりと評価していきます。

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posted by 141F at 01:45| Comment(0) | TrackBack(1) | oyayubi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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同手シフトはどの指で発生しているのか
Excerpt: 同手シフトはどの指でどの程度発生しているのか、例によって10万字サンプルで調べました。
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