そう言えば、小梅配列は「清濁同置の親指シフト」を採用した日本語配列でしたね。うっかり忘れてました(笑)。
そのことを踏まえつつ、今日も蜂蜜小梅配列の拡張定義について考えます。克服すべき課題は以下の3つ。
- qwerty ローマ字で3ストローク以内の拗音は、蜂蜜小梅配列でも拡張定義で打てるようにしたい。
- 出現率はたった 0.02% とはいえ、打ちづらい3キー同時打鍵を使わずに済む方法はないだろうか。
- 拡張定義も覚えやすくて忘れにくいようにしたい。
清濁同置の親指シフト
清濁同置の親指シフトとはどういうものか、改めて整理します。
いわゆる「親指シフト」とは、左右2つの[親指]キーをシフトキーとして用いることで、1つのキーに割り当てた3つのカナを打ち分けるシフト方式のことを示します。
[親指]キーを1つだけシフトキーとして用いる「親指1シフト」もありますが、割愛します。Nicola に代表される「親指2シフト」方式を、本稿では「親指シフト」と呼びます。
「清濁同置の親指シフト」とは、
- 濁音を持つ清音
- その濁音
- 濁音を持たない清音
という3つのカナを1つのキーに割り当てて、左右2つの[親指]キーでこれを打ち分ける日本語配列を示します。
例えば小梅配列の[L]キーには、
![[L]キーの基本定義 [L]キーの基本定義](https://61degc.up.seesaa.net/201205/sample_keymap20.png)
- 濁音「じ」を持つ清音「し」
- その濁音「じ」
- 濁音を持たない清音「り」
と、清濁ペア+清音の3つのカナが割り当てられています。これを
- 無シフトで[L]を打鍵
- 「し」を入力
- 他手シフト(左シフト)で[L]を打鍵
- 「じ」を入力
- 同手シフト(右シフト)で[L]を打鍵
- 「り」を入力
という具合に打ち分けます。
「し」「じ」「り」が絡む拗音一覧
これら3つのカナ、「し」「じ」「り」が絡む拗音をピックアップします。
| ぁゃ | ぃ | ぅゅ | ぇ | ぉょ | |
|---|---|---|---|---|---|
| し | しゃ | しゅ | しぇ | しょ | |
| じ | じゃ | じゅ | じぇ | じょ | |
| り | りゃ | りゅ | りょ |
4列×3段で12種類を打ち分けることが、[L]キーに絡む拗音入力の必要条件となります。
ここで、先ほど[L]キーのカナ配置に使った図をズームアウトします。
![[L]キーの基本定義 全体図 [L]キーの基本定義 全体図](https://61degc.up.seesaa.net/201205/sample_keymap21.png)
左手側に5列×3段のスペースが空いています!
[L]キーと同時打鍵する拡張定義
[L]キーと同時打鍵する拡張定義を、左手側に当てはめます。
![[L]キーと同時打鍵する拡張定義 [L]キーと同時打鍵する拡張定義](https://61degc.up.seesaa.net/201205/sample_keymap22.png)
この拡張定義のルールを表にすると、
| ぇ列 | ぅゅ列 | ぉょ列 | ぁゃ列 | ぃ列 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 上段=同手シフト | りゅ | りょ | りゃ | ||
| ホーム段=無シフト | しぇ | しゅ | しょ | しゃ | |
| 下段=他手シフト | じぇ | じゅ | じょ | じゃ |
となって、「清濁同置の親指シフト」に慣れ親しんだ頭には、実に単純明快に映ります。
[O]キーと同時打鍵する拡張定義
同様に「に」「づ」「つ」が同居する[O]キーの拡張定義は、このようになります。
![[O]キーと同時打鍵する拡張定義 [O]キーと同時打鍵する拡張定義](https://61degc.up.seesaa.net/201205/sample_keymap23.png)
[K]キーと同時打鍵する拡張定義
「い」「ぐ」「く」が同居する[K]キーには、「い」が絡む拗音は存在しません。
![[K]キーと同時打鍵する拡張定義 [K]キーと同時打鍵する拡張定義](https://61degc.up.seesaa.net/201205/sample_keymap24.png)
[左親指]キーを含む3キー同時打鍵で、「くゎ」「ぐゎ」を入力するのもありかと。
![[K]キーと同時打鍵する拡張定義 その2 [K]キーと同時打鍵する拡張定義 その2](https://61degc.up.seesaa.net/201205/sample_keymap25.png)
[M]キーと同時打鍵する拡張定義
やりたくてもできなかった「う」が絡む拗音も、このルールでは以下のように定義できます。
![[M]キーと同時打鍵する拡張定義 [M]キーと同時打鍵する拡張定義](https://61degc.up.seesaa.net/201205/sample_keymap26.png)
本日はここまで
「清濁同置の親指シフト」と「文字キーの同時打鍵」のコラボレートだからこそ成立する、これぞまさに「片手清濁拗同置」です。
残る課題は、左手側の「て」「で」「ふ」のカナ3つ。簡単明瞭で、かつ定義がバッティングしないルール作りを、このお題で最後の宿題とします。
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シン蜂蜜小梅配列NE
