2012年05月16日

拗音の入力方法をもう一度考える(3)

そう言えば、小梅配列は「清濁同置の親指シフト」を採用した日本語配列でしたね。うっかり忘れてました(笑)。

そのことを踏まえつつ、今日も蜂蜜小梅配列の拡張定義について考えます。克服すべき課題は以下の3つ。

  • qwerty ローマ字で3ストローク以内の拗音は、蜂蜜小梅配列でも拡張定義で打てるようにしたい。
  • 出現率はたった 0.02% とはいえ、打ちづらい3キー同時打鍵を使わずに済む方法はないだろうか。
  • 拡張定義も覚えやすくて忘れにくいようにしたい。

清濁同置の親指シフト

清濁同置の親指シフトとはどういうものか、改めて整理します。

いわゆる「親指シフト」とは、左右2つの[親指]キーをシフトキーとして用いることで、1つのキーに割り当てた3つのカナを打ち分けるシフト方式のことを示します。

[親指]キーを1つだけシフトキーとして用いる「親指1シフト」もありますが、割愛します。Nicola に代表される「親指2シフト」方式を、本稿では「親指シフト」と呼びます。

「清濁同置の親指シフト」とは、

  • 濁音を持つ清音
  • その濁音
  • 濁音を持たない清音

という3つのカナを1つのキーに割り当てて、左右2つの[親指]キーでこれを打ち分ける日本語配列を示します。

例えば小梅配列の[L]キーには、

[L]キーの基本定義

  • 濁音「じ」を持つ清音「し」
  • その濁音「じ」
  • 濁音を持たない清音「り」

と、清濁ペア+清音の3つのカナが割り当てられています。これを

無シフトで[L]を打鍵
「し」を入力
他手シフト(左シフト)で[L]を打鍵
「じ」を入力
同手シフト(右シフト)で[L]を打鍵
「り」を入力

という具合に打ち分けます。

「し」「じ」「り」が絡む拗音一覧

これら3つのカナ、「し」「じ」「り」が絡む拗音をピックアップします。


ぁゃ ぅゅ ぉょ
しゃ
しゅ しぇ しょ
じゃ
じゅ じぇ じょ
りゃ
りゅ
りょ

4列×3段で12種類を打ち分けることが、[L]キーに絡む拗音入力の必要条件となります。

ここで、先ほど[L]キーのカナ配置に使った図をズームアウトします。

[L]キーの基本定義 全体図

左手側に5列×3段のスペースが空いています!

[L]キーと同時打鍵する拡張定義

[L]キーと同時打鍵する拡張定義を、左手側に当てはめます。

[L]キーと同時打鍵する拡張定義

この拡張定義のルールを表にすると、


ぇ列 ぅゅ列 ぉょ列 ぁゃ列 ぃ列
上段=同手シフト
りゅ りょ りゃ
ホーム段=無シフト しぇ しゅ しょ しゃ
下段=他手シフト じぇ じゅ じょ じゃ

となって、「清濁同置の親指シフト」に慣れ親しんだ頭には、実に単純明快に映ります。

[O]キーと同時打鍵する拡張定義

同様に「に」「づ」「つ」が同居する[O]キーの拡張定義は、このようになります。

[O]キーと同時打鍵する拡張定義

[K]キーと同時打鍵する拡張定義

「い」「ぐ」「く」が同居する[K]キーには、「い」が絡む拗音は存在しません。

[K]キーと同時打鍵する拡張定義

[左親指]キーを含む3キー同時打鍵で、「くゎ」「ぐゎ」を入力するのもありかと。

[K]キーと同時打鍵する拡張定義 その2

[M]キーと同時打鍵する拡張定義

やりたくてもできなかった「う」が絡む拗音も、このルールでは以下のように定義できます。

[M]キーと同時打鍵する拡張定義

本日はここまで

「清濁同置の親指シフト」と「文字キーの同時打鍵」のコラボレートだからこそ成立する、これぞまさに「片手清濁拗同置」です。

残る課題は、左手側の「て」「で」「ふ」のカナ3つ。簡単明瞭で、かつ定義がバッティングしないルール作りを、このお題で最後の宿題とします。

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posted by 141F at 02:39| Comment(0) | TrackBack(1) | oyayubi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 宿題としていた、左手側のカナが絡む拗音を考えます。まずは前回の記事の訂正から。
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