2007年02月15日

句読点を打ったら1拍休み。

今日はこのコメントに言及します。

小指上段に置いた「カナ」の頻度を比較する。> かえで(yfi) さんのコメント

そもそも、小梅と飛鳥では「句読点を打った後、手がどういう位置にあるべきか」「句読点を打った後に、明確に拍を置くべきか」というような「基本的な設計方針そのもの」が異なっているので、今回の視点による数値比較を行っても「その配列の特徴」を表現することはできないのではないかな……と、そう感じました。

句読点を打った後、飛鳥配列作者の Ray さんは、

What is essential is invisible to the eye.(               ―飛鳥カナ配列☆八年目の飛翔―)

また、「主語+は+、」では読点で一回休むので、「は、」は速く打とうとすれば速く打てるのです。ただそういう打ち方をすると、普通は以降の打鍵が乱れるのですが、「、」の後はどうせ一秒とか休むのですから、次に打ち始めるときには既に打鍵が乱れる要素はなくなっています。

(飛鳥の句読点が、急いで打つと次の打鍵に影響する,.の逆に置いてあるのは、句読点では次の打鍵までに相当間が空く性質があるためです。つまり句読点は出現率が求めるより「悪い場所」に置けるので、他のカナに良い位置を譲れているんです。)

と、明確に打鍵を休むと書かれています。そして、飛鳥に込められた仕掛けは「は、」だけではありません。

飛鳥を特徴付ける「は、」。

飛鳥の跳躍で最も多く発生しているのは、[,O] の「、こ」という連接でした。これは句読点で判定が打ち切りとなるパターンです。

「、こ」のパターンでも、句読点の後に1拍休みが入る特性を活かす仕掛けが、飛鳥ではなされています。このような句読点を打ったら1拍休むという打ち方について、私もまったく異論がありません。すなわち、

  1. 句読点は「悪い場所」に置いてある。
  2. だから、句読点を打った後の姿勢は乱れる。
  3. 句読点の後は1拍休む日本語の特性を利用して、休んでいる間に姿勢を直す。
  4. 正しい姿勢で再び入力開始!

という流れは、飛鳥でも小梅でも同じと言って差し支えなさそうです。

ということで、かえで(yfi) さんの 「句読点を打った後に、明確に拍を置くべきか」というような「基本的な設計方針そのもの」が異なっている というご指摘はちょっと理解しがたいのですが、かえで(yfi) さんにとっての飛鳥は、Ray さんの飛鳥と違っているのでしょうか?

Ray さんが言われているように、配列に込められた理論をユーザが知る必要はないと思います。言い換えれば、作者の狙いとユーザの感想がたとえ正反対になったとしても、なんら不思議なことではありません。かえで(yfi) さんが、どうして「句読点を打った後に拍を置かなくてもいい飛鳥」と感じている(ように思えます)のか、そこらへんの理由に興味津々です。

句読点を置く「悪い場所」。

つまり句読点は出現率が求めるより「悪い場所」に置けるので、他のカナに良い位置を譲れているんです という点でも、小梅は飛鳥と同じ認識でいます。しかし、句読点を実際に置く「悪い場所」は、

  • 飛鳥は の左シフト面
  • 小梅は の無シフト面

と、大きく異なりました。実装が異なってしまった理由は大きく分けて2つありますが、本稿では述べません。最後に Nicola と小梅の句読点の位置が悪いと短絡的に非難することは、飛鳥の句読点の位置が悪いと非難することと本質的に変わらないことを指摘しておきます。どっちも悪いんだから、目くそ鼻くそなんだってば(笑)。

posted by 141F at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | oyayubi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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