説明のないところに理解はありません。当たり前のことに改めて気付かされる毎日です。ということで、本日は私が「親指シフト」を語るスタンスに付いて述べます。
- 絶滅危惧種(Weblog 61℃)
- 2006-01-29
- NICOLA の火を消さないために。(Weblog 61℃)
- 2006-02-03
基本的な考え方は、Nicola ユーザだった当時と何ら変わることはありません。私が一番恐れているのは、親指シフトが物理的に使えなくなってしまうことです。Nicola や Tron の専用キーボードはあってもなくても私自身はどちらでも構いませんが、JISキーボードで親指シフトをエミュレートする環境がなくなってしまうことだけは避けたいのです。エミュレータが対応していないからOSを乗り換えられない —— そんな悲しい事態が二度と起きないことを願って…。だから、今はこう言います。親指シフトの火は消さない!
私がここに書き散らかした結果として、
- 親指シフトユーザが増えた。
- 親指シフトを使い続けようと思い直した。
これが私にとっての「是」です。配列は親指シフトであれば何でも構いません。
レガシーな親指シフト配列
Nicola も Tron も10万字サンプルで比較すれば、性能が20世紀水準なのは明らか。レガシーだからと切り捨ててしまうのは簡単ですが、道連れに親指シフトが廃れてしまって困るのは私です。ユーザには今までと同じように使い続けてもらって、親指シフトの需要を堅く底支えしていただきたい。親指シフトという方式が現役であることを、親指シフトエミュレータに一定の需要があることを、これからも発信し続けていただきたいんです。
他配列との比較の中で事実としての長所・短所を指摘することは今後も多々あると思いますが、それらを承知の上でレガシーな親指シフト配列を使い始める・使い続けるのは「あり」だと思っています。
新しい親指シフト配列
飛鳥配列のユーザが一人でも増えることは、親指シフトが勢力拡大したことを意味しますから、もちろん「是」です。
飛鳥理論は文字通りに清濁がごちゃ混ぜで、段階を踏んで初めて分かる仕掛けなんかもあって、しかもそもそもがあのボリュームなので、読み解くのはなかなか大変です。私なりに噛み砕いて、データで示せるものはデータ化して、飛鳥理論を分かりやすく紐解いていく作業は、今後も機会あるごとに続けていきます。親指シフトを読者により理解してもらうために。
小梅配列が生まれた
1.3.0 版で難航している小梅配列も、親指シフト拡販ツールとして少しでも役立ってくれればありがたいのですが、とりあえずは親指シフトを叫ぶネタとして機能しているので、これはこれで良しとしなければなりません(汗)。1.3.0 版の fix は、まだ目処が立たない状況です… orz
さらに新しい親指シフト配列
小梅配列が生まれた2006年3月以降、さら配列、蜂鳥配列、翡翠配列と親指シフトを採用した新しい配列が相次いで登場してきて、微力ながらも親指シフトを叫び続けてきた甲斐があったのかなと喜んでいます。個性豊かな親指シフト配列が勢ぞろいする時代が来るだなんて、いったい誰が想像したでしょうか。
10万字サンプルによる比較が、親指シフトを選ぶ際の物差しの一つとなれるよう、今後も可能な限り努力します。
親指シフトという世界
それはそれは狭い井戸の中です。他者を追い落としてでも這い上がろうなんてシナリオは、つまるところは芥川が描いた『蜘蛛の糸』になるのがオチでしょう。
親指シフトを布教することは、裸足で歩いている人たちに靴を売る話と似ているのかもしれませんね。どんな文章を読んだら、その音楽を聴きたくなるか。どんな文章を読んだら、その映画を観たくなるか。どんな文章を読んだら、その道具を使いたくなるか。愛情と感謝の気持ちが、人の心を動かすのだと信じます。
で、あなたは親指シフトを愛していますか?



シン蜂蜜小梅配列NE
