2018年09月15日

親指を止めるな!

薙刀配列との分岐点がまた一つ、見えてきました。大岡さんの先日の稿に言及します。

【薙刀式】人はどこで配列検討を考えるのか
大岡俊彦の作品置き場
2018-09-12

分かりやすさを優先して、長めに引用します。

で、諸々省略して現在に至る。
そもそもの動機が小指が嫌だったので、
BSとカーソルとエンターとシフトが真ん中にあるものを探したけど、
なかったのでカタナ式を作った。
まずこの最初の部分は、
今でも薙刀式に受け継がれている。

ところが他の沢山の配列を見ても、
そういう発想の奴がないんだよね。
自作キーボードでも同様で、
カーソルが右下なのがとても多い。
真ん中にした方が楽なのになあ。
ホームポジション崩れないし。

僕にとって文字を打つことは、
ひらがなを打ち、変換し、文節決めて、漢字を決める、
までを指すのだが、
どうも世の中の配列さんたちは、
ひらがなを打つまでしか最適化しようとしてない印象を受ける。

予想だけれど、
みんな何十万字を書くことが目的ではないのではないだろうか。

強調は引用者が行いました。

私が「文字を打つ」時は、

  1. (親指シフトで)ひらがなを打ち、
  2. (親指で)変換し、
  3. (親指で)文節決めて、
  4. (親指で)漢字を決める

と、すべての工程に親指が関わっていて、ホームポジションは崩れません。PC98 に ASkeyboard を繋いでいた時代から、遅くとも1992年からずっとこの親指中心のスタイルで入力⇒変換⇒確定しているので、変換から確定までの工程にはストレスを感じていません。つまり、私にはここを改善する動機がありません。文節長を変える時はカーソルキーを使いますが、滅多に起きることではないので、「右下のカーソルキーで例外的に対応する」で十分と判断しています。

そしてこの2番から4番までの項目は IME キー設定のカスタマイズで実現していて、蜂蜜小梅配列では規定外=一切関知しません。

そんな人間=私=が作ったからこそ、蜂蜜小梅配列は「ひらがなを打つことを最適化する」ことを主眼に据えて、人差し指にもカナと記号を吟味して配置しています。素早く動かせる人差し指や強い中指に機能キーを配置するなんて、キーを無駄遣いしているとしか思えません。ついでに言えば、親指が担うキーがスペースキー一つしかない英語キーボードは、日本語の入力装置に値しないというのが率直な感想です。

若干の補足@2018-09-15
  1. 「全確定」が割り当てられている[Enter]キーが遠く離れているのが嫌だから、[Enter]キーが近い英語キーボードを使う。
  2. 「全確定」が割り当てられている[Enter]キーを小指で押すのが嫌だから、[Enter]キーを中指や人差し指に複写する。
  3. 「全確定」を[Enter]キーで行うのが面倒くさいから、「全確定」を親指キーに割り当てて確定する。

私は「Enter キーを楽に押したい」のではなく、「確定という作業を楽に行いたい」だけなので、3番を選びます。同様に、「カーソルキーをホームポジションを崩さずに打ちたい」のではなく、「注目文節を右の文節に移動したい」だけなので、「注目文節右」を親指キーに割り当てています。

IMEのキー設定を「VJE」にする

これだけで、カナ入力後のキー設定が

[変換]キー
変換/次候補
[スペース]キー
変換/次候補
[無変換]キー
全確定

に変わります。たしか OASYS も、[変換]キーで変換/次候補して、[無変換]キーで確定するのは同じだったはず。親指で確定するのは楽チンでやめられません。

三人合わせて

  • 親指キーの嵩上げ
  • IME の設定変更
  • カナ入力のリマップ

この3者がそろってはじめて、蜂蜜小梅配列と呼ぶべきなのかもしれませんね。うーむ。

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posted by 141F at 02:27| Comment(0) | oyayubi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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