2021年10月15日

【清濁半拗同置】シン蜂蜜小梅配列

さよなら全ての蜂蜜小梅配列。

お待たせいたしました。蜂蜜小梅配列は新たに半濁音を同置して、清濁半拗同置のシン蜂蜜小梅配列に進化します! 清音の配置を覚えれば、濁音と半濁音と拗音の配置も覚えたに等しい「清濁半拗同置」で、究極の「覚えやすい・忘れにくい」を実現します。

シン蜂蜜小梅配列 キー定義一覧

初出時の画像に一部錯誤があり、修正しました。

配字方針の変更に伴い、前例に倣って配列名を差し替えます。また、蜂蜜小梅配列はこの発表をもって廃版といたします。長らくのご愛顧、本当にありがとうございました。

シン蜂蜜小梅配列で追加変更した入力

半濁音

半濁音「パ」「ピ」「プ」「ペ」「ポ」は、「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」のは行各キーと、他手の人差し指伸=[G]または[H]=との同時打鍵で入力します。

は行の入力方法を一覧表にまとめます。半濁音の最強調はシン蜂蜜小梅配列強調は蜂蜜マトリックス、強調なしは親指キー同時シフトでの入力を示します。

清音 [G]
濁音 [G右]
半濁音 [GH][F:][Q右]
清音 [U右]
濁音 [左U]
半濁音 [GU][G:][左:]
清音 [左C]
濁音 [C右]
半濁音 [CH][S:][V右]
清音 [/]
濁音 [左/]
半濁音 [G/][A:][左Q]
清音 [X]
濁音 [X右]
半濁音 [XH][D:][Z右]

「ピ」と「ピィ」が競合するので、「ピャ」「ピィ」「ピュ」「ピェ」「ピョ」は半濁音キー[H]×上段に例外として配置します。

句読点

日本語配列の作成開始からしばらくは、句読点とカンマ、ピリオドを Nicola 配列互換の[Q][P][@][Z]に置いていましたが、のちに[Q]と[@]に句読点だけを置くように改めました。打ちやすいキーにカナを優先的に配置して、句読点は二の次、記号は三の次という配字方針を採用しています。しかしながら、[Q]と[@]に配置された句読点が敬遠・忌避されがちなことも、紛うことなき事実。

一念発起して、句読点を一般的な[,][.]にも配置します。

句点 [D.(ピリオド)]
読点 [D,(カンマ)]

単打でエイヤ!と入力する[Q][@]と、静謐な同時打鍵[D,][D.]は、甲乙つけがたい打鍵感に思えます。お好みでどうぞ。

その他

上記以外の入力については、後述のタイプアシストを除いて蜂蜜小梅配列から変更ありません。

小指伸⇒人差し指

蜂蜜小梅配列の弱点の一つが、小指伸を使うことでした。右差指の同指連打を避けるための奥の手として切り拓いた新天地が小指伸だったんですが、小指伸の打鍵が苦手な人は珍しくありませんし、私自身も積極的に使いたい場所ではありませんでした。

シン蜂蜜小梅配列では「ピ」と「ピャ」「ピィ」「ピュ」「ピェ」「ピョ」が人差し指に戻って、小指伸で入力するのは同手シフトの「ね」だけになります。かな入力時に限って言えば、小指伸の打ちやすさは「同手シフト>無シフト>他手シフト」と評価しているので、小指伸のおいしいところだけを使った、ええとこ取りの打鍵範囲になったと自負しています。

一方で、没ネタ三題。で掲げた半濁音「ピ」と撥音「ん」、促音「ッ」、長音「ー」との結び付きが再び気になりますが、この記事で言及した[Y]キーとシン蜂蜜小梅配列の[U]キー[H]キーでは打ちやすさに雲泥の差があるので、総じて問題ないと判断します。

タイプアシスト

タイプアシストを3増 1減 1移動します。

In
われ
Out
いち
Move
あり

タイプアシストの右手側がいまいちしっくり来なくて、ずっとモヤモヤしていました。「くり」や「おり」を試してみたりもしましたが、なんか違う。で、「いわ」を経由して、ようやく「われ」にたどり着きました。

弄るついでに「?」と「!」を加えて、心残りを一掃します。同手シフトに余地がなかったので、半濁音キー[H]と組み合わせて[SH][DH]を地上げします。

WE
だけ
IO
いき
SD
でも
DF
ませ
JK
くれ
KL
われ
XC
まで
,.(カンマとピリオド)
あり
SH
DH

近くて遠い

蜂蜜小梅配列は基本的に親指2シフトだから、清濁同置はできても、半濁音の同置は無理。そんな親指シフトの呪縛に、私は永らく囚われてきました。「低頻度カナ対策」と称して蜂蜜マトリックスを使った半濁音対策を行っていましたが、まだまだ頭が固い! 「半濁音は同置不可」という刷り込み・思い込みから、「やろうと思えばいつでもできる」ことに気付くまで、ブレークスルーになんと7年も掛かってしまいました。

端的に言えば「パ」「ピ」「プ」「ペ」「ポ」の5つの定義を追加しただけですが、「Nicola Alternative = 蜂蜜小梅配列」と「21世紀の日本語配列=シン蜂蜜小梅配列」の狭間には、名前を変えるに値するほどの大きなパラダイムシフトが生じているのです。

気付きを与えてくれた薙刀式作者氏に御礼を申し上げます。

シン蜂蜜小梅配列の効能書き

21世紀の日本語配列だから
清音、濁音、半濁音、拗音、促音、撥音、長音、連濁といったカナの物理的特性を全てケアします。
普通のJISキーボードで使用可能
なんちゃってパンタグラフキーボードで打鍵評価を重ねました。
[変換]キーが[J]キーの下に掛かっていれば、支障なく打鍵できます。
親指キー同時+文字キー同時のハイブリッド同時打鍵
分かりやすくて安全な逐次シフトを採用しました。制約が厳しい連続シフトや、指に難しい3キー同時打鍵は使いません。
逐次シフトの親指キー同時シフトだから
交互打鍵を強化して、左手連打を最小限に抑えました。楽で速くて疲れない、親指シフト的な最適解です。
とはいえ、同手シフトを使う同時打鍵の日本語配列です。速さを追求する打鍵アスリートな方にはお勧めしません。
リマッパーを選びません
Nicola配列と新下駄配列が実装できる一般的なリマッパーで、シン蜂蜜小梅配列は特に制限なくご利用いただけます。
日本語を入力する以外のカスタマイズを強制しません
IME On/Off で編集作業の動線が変わりません。ご愛用エディタのリッチな編集環境を存分にご活用ください。
覚えやすくて忘れにくい日本語配列だから
エディタやカルクを重用しつつ、たまにはドローやペイントを使ったり、ブラウザで作業したりする、私と同じような「総合職」の方にお使いいただけると幸甚です。
外来語を多用する方に、マンションポエマーな方とか是非ともお使いいただきたく!

今後の予定

リマッパー向けの定義ファイルは、かえうち用と紅皿用を用意します。公式サイト もボチボチ更新します。しばしお待ちを。

posted by 141F at 23:46| Comment(3) | oyayubi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、以前より快適に使わせていただいております。

ふと最近になってH・Gの半濁音配置を試していて気付いたのですが、たまに濁音と半濁音を打ち間違うことがあります。

たとえば、「ボールペン」のつもりで「ポールペン」、「パスワード」のつもりで「バスワード」、「パブリック」のつもりで「バブリック」など…

フォントの種類やサイズによっては濁音と半濁音は区別しにくいことがあるので、間違っていることに気付かないことも何度かありました。

これは親指キー同時シフトで半濁音を入力していた時にはなかったミスです。もちろん、まだ慣れていないという点が大きいと思うのですが、運指が似ているというのは覚えやすい反面、混同しやすいという側面もあるのではないかと思いました。

作者様やシン蜂蜜小梅配列をお使いの他ユーザーの皆様はこういうミスを経験されたことはありますか?
Posted by Bee at 2022年11月04日 12:56
Bee さん、こんにちは。

半濁音「ぱ」「ぴ」「ぷ」「ぺ」「ぽ」について私自身は、下記の3つの方法を時々刻々使い分けてきました。曰く、

・小梅配列⇒親指キー同時シフト[左Q][左:][右V][右Q][左Z]
・蜂蜜小梅配列⇒蜂蜜マトリックス[F:][G:][S:][A:][D:]
・シン蜂蜜小梅配列⇒清濁半拗同置[GH][GU][CH][G/][XH]

シン蜂蜜小梅配列での半濁音の入力は、上記3通りの方法いずれも未だに有効です。作者の私は今でも全部覚えていて使い分けできますが、清濁半拗同置の運指がやっぱり自然で楽に感じます。

入力・打鍵に錯誤は付き物ですが、濁音と半濁音を錯誤して入力するパターンは、ちょっと記憶にありません。「ぱ」を入力するのに蜂蜜マトリックスで[G:]と打鍵してしまう錯誤を個人的にはよくやらかしていましたが、これは「慣れ」(=指に浸透する)で解消できました。

とはいえ、私も未だに清濁半拗同置が指に浸透しきれていないようで、[すっパい]みたいに脳内発声を強調してしまうことが、稀にあります。清音・濁音と同じように無意識下で入力できるようになるまでは、もう少し時間が掛かりそうです。

慣れるまで注意深く使うか、それとも指になじむ方法を使い続けるか、そこは皆様のご判断に委ねます。申し訳ありませんが、やっぱりこのようにしか言えません。
Posted by 141F at 2022年11月04日 23:55
私は脳内発声というものをあまり意識したことがなかったのですが、今後は意識的に取り入れて練習してみようと思います。
参考になりました。お返事ありがとうございます。
Posted by Bee at 2022年11月06日 21:10
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