小梅配列 1.3.0M 版
まずは 小梅配列 1.3.0 版 をベースに小改変します。どこが違っているか分かりますか?
小梅配列 無シフト面
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小梅配列 左シフト面
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小梅配列 右シフト面
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小梅配列 小指シフト面
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非「清濁同置」かつ非「清濁分置」
「濁音は他手シフト」というルールはそのままで、濁音の配置を「清音の反対側の手の同じ段の同じ指」に変えています。平たく言えば、他手シフトの左右を入れ替えたものです。例えば清音「か」が左手のホーム段の中指 D だとすると、濁音「が」は正対する右手ホーム段の中指 K になります。清濁同置ではありませんが、清濁分置でもありません。濁音を清音の鏡面(の他手シフト)にセットで配置するので、仮に清濁鏡置と名付けておきます。清音と濁音は同じキーにはありませんが、覚えるのは実質2面で済みま…す? Mirror を略してMを後置します。
10万字サンプルで見る小梅 1.3.0M 版


左右別の打鍵頻度は標準版の左:右=45:55に対して、M版は左:右=40:60となります。
| 交互打鍵 | 同手跳躍 | 同指異鍵(A) | 同指連打(B) | 同鍵連打(B-A) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 小梅 1.3.0 | 60.3% | 4.5% | 5.4% | 8.3% | 2.9% |
| 小梅 1.3.0M | 55.2% | 5.3% | 7.0% | 10.3% | 3.2% |
「ぎゃく」「じゅう」「びょう」など、濁音で始まる拗音が「左→左→右」と交互打鍵にならないので、交互打鍵率が5ポイント減と大きく落ち込んでいます。同指連打や同鍵連打も、鏡面配置向けに作り込んでいないので、かえって悪化しています。
フレーズを個別に見ても、
ただし
「ただし」と入力するには、
- 小梅 1.3.0
- S無→S右→L無
- 小梅 1.3.0M
- S無→L左→L無
となって、同鍵連打が左手から右手に移動するだけで解消できません。
ですが
「ですが」はもっとひどくて、
- 小梅 1.3.0
- E右→,無→D右
- 小梅 1.3.0M
- I左→,無→K左
と交互打鍵でなくなっただけでなく、同指跳躍を含む同指異鍵の連続となります。
濁音で始まる拗音が交互打鍵にならないのは原理的に防ぎようがなく、小梅 1.3.0 版をそのまま清濁鏡置とするのは無理があるようです。
Nicola-M
レガシーな Nicola でも濁音の鏡面配置を試してみます。
Nicola-M 無シフト面
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 − ^ ¥ 。 か た こ さ ら ち く つ , 、 : う し て け せ は と き い ん BS EC . ひ す ふ へ め そ ね ほ ・ _
Nicola-M 左シフト面
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Nicola-M 右シフト面
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10万字サンプルで見る Nicola-M


左右別の打鍵頻度は標準版の左:右=51:49に対して、M版は左:右=45:55となります。
| 交互打鍵 | 同手跳躍 | 同指異鍵(A) | 同指連打(B) | 同鍵連打(B-A) | |
|---|---|---|---|---|---|
| Nicola | 55.5% | 5.0% | 6.8% | 9.6% | 2.8% |
| Nicola-M | 53.4% | 4.6% | 6.6% | 9.9% | 3.3% |
交互打鍵率は下がりますが、「ですが」の運指が解決できるのは大きいですね。
まとめ
実際に試し打ちしたわけではないので、いちおう【ネタ】としておきます。錯誤が生じやすい気もしますが、実際のところはどうなんでしょうね。少なくとも DS版 や SD版 よりは、まだ打ちやすいように思えます。巧くアレンジできれば清濁鏡置は面白い存在になるかもしれません。



シン蜂蜜小梅配列NE

清濁同置よりも清濁鏡置にするほうが良いカナだけを「ピンポイントで鏡面に配置する」という方法を取れば、清濁同置だけでは突破できない部分にも切り込むことができて、鏡面配置によるメリットを享受しやすくなるのかもしれません。
鏡面配置そのものについては、以前かえであすかの案4版で「は(O)・ぱ(W)」の一箇所だけ試したことがありまして……何が気に食わなかったのか、即日案5版で変えていたようですが、(理由を記録していなかったので)錯誤の有無についてはわかりませんでした。
なんとなく……ですけど、清濁鏡置にも「良い使い方」が見つかりそうな気はしますね。